ひまわり
フィンセント・ファン・ゴッホによる油彩画《ひまわり》(1888年)。キャンバスに油彩、92.1 × 73 cm。ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵。南仏アルルで友人ポール・ゴーギャンを迎える「黄色い家」を飾るために制作された連作のうちの一点である。
鮮烈な黄色の階調を主役とし、厚く絵具を盛り上げるインパスト技法と力強い筆致によって、花弁・花芯・花瓶の質感を描き分けている。背景と花瓶、テーブルまで黄色系統で統一する大胆な色彩構成は、当時としては極めて革新的であり、ゴッホ自身も「黄色のシンフォニー」と呼んで自負した作品群である。ひまわりはゴッホにとって友情・感謝・太陽(南仏の光)の象徴でもあった。
後期印象派を代表する象徴的作例として、20世紀以降の表現主義やフォーヴィスムに多大な影響を与え、色彩そのものに感情を託す近代絵画の方向性を決定づけた一作と位置づけられる。
画像出典: Wikimedia Commons. "File:Vincent van Gogh - Sunflowers (1888, National Gallery London).jpg". License: Public domain. National Gallery, London - online catalogue. (https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AVincent%20van%20Gogh%20-%20Sunflowers%20%281888%2C%20National%20Gallery%20London%29.jpg)
出典: https://www.nationalgallery.org.uk/paintings/vincent-van-gogh-sunflowers