我々はどこから来たのか, 我々は何者か, 我々はどこへ行くのか
ポール・ゴーギャン (Paul Gauguin) が1897年から1898年にかけてタヒチで制作した油彩画。カンヴァスに油彩、約139.1 × 374.6 cm の横長の大作で、現在はアメリカ・マサチューセッツ州ボストンのボストン美術館 (Museum of Fine Arts, Boston) に所蔵されている。
画面は右の赤子から中央の果実を摘む人物、左の老女へと続き、人間の生・成熟・死という生涯の流れを寓意的に描く。平面的で装飾的な色面、太い輪郭線、象徴的な人物配置はクロワゾニスム/サンテティスムの到達点であり、西洋的遠近法を放棄して原始的・神話的な世界観を提示する。タイトルは画面左上に黄色で直接書き込まれ、絵画自身が哲学的問いを発する形式を取る。
体調悪化と娘の死に打ちひしがれたゴーギャンが「遺書」として描いた集大成と位置付けられ、後期印象派から象徴主義、さらにナビ派・フォーヴィスム・表現主義へと連なる20世紀美術の出発点として美術史上きわめて重要な作品である。
画像出典: Wikimedia Commons. "File:Where are we going.jpg". License: Public domain. cropped from Image:Where.jpg (actually Image:Woher kommen wir Wer sind wir Wohin gehen wir.jpg) (https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AWhere%20are%20we%20going.jpg)
出典: https://collections.mfa.org/objects/32558