10 大絵画 (連作)

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10 大絵画 (連作)

スウェーデンの画家ヒルマ・アフ・クリント (Hilma af Klint) が1907年に制作した連作《10 大絵画》(The Ten Largest)。テンペラと紙、麻布を支持体とする巨大な10点組 (各約328×240cm) で、人生の四段階 (幼年期・青年期・成人期・老年期) を象徴する有機的形態、渦巻き、文字、花弁状のモチーフが鮮やかな色彩で展開される。現在はストックホルムのヒルマ・アフ・クリント財団 (Hilma af Klint Foundation) が管理し、近年はテート・モダン、グッゲンハイム美術館、モデルナ・ムセエットなど世界各地の主要館で巡回展示されている。

アフ・クリントは交霊会や神智学・人智学の影響下で「高次の存在」からの啓示を受けたとし、《神殿のための絵画》(Paintings for the Temple, 1906–1915) と総称される一連の抽象作品群を制作した。《10 大絵画》はその中核をなし、カンディンスキー (1910頃) やモンドリアン、マレーヴィチに先行する抽象絵画の最初期の達成として、20世紀美術史の起点を書き換える存在となっている。生前は作品公開を拒み、死後20年以上の封印を遺言したため長く埋もれていたが、1986年以降の再評価を経て「抽象絵画の母」と呼ばれるに至った。

画像出典: Wikimedia Commons. "File:3 hilma af klint, the ten largest, no 5, 1907.jpg". License: CC BY-SA 4.0. http://www.arteidolia.com/spiritualism-aesthetics/ (https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3A3%20hilma%20af%20klint%2C%20the%20ten%20largest%2C%20no%205%2C%201907.jpg)

出典: https://en.wikipedia.org/wiki/Hilma_af_Klint