ソル・ルウィット
ソル・ルウィット (Sol LeWitt, 1928–2007) はアメリカ合衆国コネチカット州ハートフォード生まれの美術家。1960年代以降のコンセプチュアル・アートおよびミニマル・アートを代表する作家のひとりであり、1967年に『Artforum』誌に発表した論考「Paragraphs on Conceptual Art」および1969年の「Sentences on Conceptual Art」において、作品の核心は実行された物体ではなく作家が定めた「アイデア」と「指示書 (instructions)」にあると宣言した。
代表作として以下が挙げられる: [《Serial Project No. 1 (ABCD)》 (1966, The Museum of Modern Art, New York)]、[《Wall Drawing #1: Drawing Series II 14 (A&B)》 (1968, 初施工 Paula Cooper Gallery / 多数の美術館に再制作)]、[《Wall Drawing #260》 (1975, The Museum of Modern Art, New York)]、[《Incomplete Open Cubes》 (1974, 各国美術館に所蔵)]、[《Wall Drawing #1136》 (2004, MASS MoCA, North Adams 長期展示)]。
ウォール・ドローイング群は本人ではなく作家のディプロマ (証書) と指示書を受け取ったドラフツマンが各設置場所で描く仕組みを取り、作品の「所有」と「作者性」の概念を問い直した。マサチューセッツ現代美術館 (MASS MoCA) では2008年から「Sol LeWitt: A Wall Drawing Retrospective」として105点のウォール・ドローイングを25年にわたって公開する大規模プロジェクトが進行中である。
ミニマル・アートの形式的厳密さとコンセプチュアル・アートの言語的・指示的側面を架橋した彼の実践は、後続のインスタレーションや指示型アート、参加型アートの理論的基礎を提供したものとして評価されている。
画像出典: Wikimedia Commons. "File:Sol LeWitt. Spoleto.jpg". License: CC BY-SA 3.0. Own work (https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3ASol%20LeWitt.%20Spoleto.jpg)。主要参照先: MoMA 作家ページ (https://www.moma.org/artists/3528)、Tate 作家ページ (https://www.tate.org.uk/art/artists/sol-lewitt-1504)。
出典: https://www.moma.org/artists/3528