マルセル・デュシャン
マルセル・デュシャン (Marcel Duchamp, 1887年7月28日 - 1968年10月2日) はフランス生まれの美術家で、後年アメリカ国籍も取得した。初期はキュビスムや未来派の影響下で絵画を制作したが、1913年頃から既製品をそのまま作品として提示する「レディメイド」の概念を打ち出し、ダダイスムやニューヨーク・ダダの中心人物として活動した。後半生はチェスに没頭する一方で、晩年の大作《遺作》を秘密裏に制作し続け、20世紀美術の概念そのものを根底から問い直した。
代表作:
- 《階段を降りる裸体 No.2》 (1912年, フィラデルフィア美術館)
- 《泉》 (1917年 / レプリカ多数, テート・モダン、サンフランシスコ近代美術館ほか)
- 《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも (大ガラス)》 (1915-1923年, フィラデルフィア美術館)
- 《L.H.O.O.Q.》 (1919年, 個人蔵ほか)
- 《遺作 (落下する水と照明用ガスが与えられたとせよ)》 (1946-1966年, フィラデルフィア美術館)
レディメイドという発想は「作品とは何か」「作者性とは何か」を根本から揺るがし、コンセプチュアル・アートやポップ・アート、現代美術全般にわたって決定的な影響を与えた。20世紀後半以降、最も重要な美術家の一人として位置づけられている。
画像出典: Wikimedia Commons. "File:Marcel Duchamp by Joseph Stella.jpg". License: Public domain. The Little Review: Quarterly Journal of Art and Letters Vol. 9, No. 1: Stella Number, Anderson, Margaret C. (editor), New York: Margaret C. Anderson, 1922-09 (Autumn 1922), 112 p. (https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AMarcel%20Duchamp%20by%20Joseph%20Stella.jpg)
主要参照: MoMA 作家ページ (https://www.moma.org/artists/1634) / Tate 作家ページ (https://www.tate.org.uk/art/artists/marcel-duchamp-1036)
出典: https://www.moma.org/artists/1634