ホッキョククジラ(Bowhead whale)
ホッキョククジラ(Balaena mysticetus / Bowhead whale)は、セミクジラ科に属するクジラ目の一種です。体長はおよそ14-18 mで、主な分布は北極海・亜北極海。弓なりに盛り上がる大きく厚い頭部と巨大な口が見分ける手がかりになります。
くらし方は生息環境に強く結びついています。ヒゲ板で小魚やオキアミをこし取ることでエネルギーを得て、季節移動、群れ行動、母子の結びつきなどを通じて海や川の環境に適応しています。ホッキョククジラは北極海の海氷域でくらし、弓形の頑丈な頭部で海氷を押し割って呼吸孔をつくることがあります。外見だけでなく、背びれがないこと、弓なりの上あご、白いあご周辺、潜水時間、泳ぎ方を合わせて観察すると、近縁種との違いがつかみやすくなります。
図鑑で押さえたいポイントは「分類」「形」「すみか」「食べ方」の四つです。ホッキョククジラの場合、セミクジラ科らしい体形に加えて、厚い脂肪層、背びれのない体、海氷を割るのに役立つ弓形の厚い頭部という特徴が答案で問われやすい部分です。分布域が広い種でも、混獲、船舶衝突、海洋騒音、餌資源の変化は重要な脅威になる。