キャンベルのスープ缶

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キャンベルのスープ缶

アンディ・ウォーホルが1962年に制作した代表作で、32点のキャンバスから成る連作。各キャンバスには当時キャンベル社が販売していた32種類のスープ缶がそれぞれ描かれており、サイズは1点あたり約50.8 × 40.6 cm。素材はキャンバスに合成ポリマー塗料(カゼイン)で、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が所蔵している。

本作はロサンゼルスのフェラス・ギャラリーでの個展(1962年)で初公開され、棚に並ぶ商品のように壁に一列に展示された。手描きでありながら工業製品を思わせる均質な表現を追求した点が特徴で、後にウォーホルはシルクスクリーンによる量産的制作へと移行していく。大量生産・大量消費社会のイコンを「芸術」の主題に据えたことで、抽象表現主義以後のアメリカ美術に決定的な転換をもたらした。

美術史的には、ロイ・リキテンスタインらと並びポップアートを国際的潮流として確立した起点的作品と位置づけられ、20世紀後半の現代美術における「高級芸術」と「大衆文化」の境界を解体した記念碑として知られる。

画像出典: Wikimedia Commons. "File:Andy Warhol Campbell's Soup Cans (MoMA - New York).jpg". License: CC BY-SA 2.0. https://www.flickr.com/photos/scalleja/578304459/ (https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AAndy%20Warhol%20Campbell%27s%20Soup%20Cans%20%28MoMA%20-%20New%20York%29.jpg)

出典: https://www.moma.org/collection/works/79809